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犬によく見られるストレスとその症状

人間がストレスで体調を悪くしたり心の病気にかかるように、犬もストレスによって体調を悪くします。

犬は比較的環境に順応しやすい動物です。そのためペットとして扱いやすい部分があるのですが、飼いやすいということに甘えて、犬の生活環境について何も考えないのは、ある意味虐待にもつながる行為です。

今回は、犬によく見られるストレスとその症状をご紹介します。自分の犬の生活環境を見直して、もし当てはまることがあるようなら、ぜひ改善してあげてください。

犬によく見られるストレス例

狭い場所で多頭飼いする

犬は本来、広い大自然で駆け回っていた動物です。ペットとして飼われるようになり、人間の生活環境にも順応していますが、極度に狭い空間での生活はストレスが溜まります。しかも同じ空間で複数の犬を飼う場合はなおさら広い空間が必要です。

人間だって狭い空間に何人も押し込まれたら嫌ですよね?自分のプライベート空間を少しは確保したいはずです。

犬を屋内で飼う場合は、チワワなど小型犬なら6畳くらいの広さに3頭、大型犬なら2頭が限界です。しかもこれは最低限の広さです。本来はもっと広い空間にゆとりをもって飼うことが望ましい状態です。

これより広い空間を用意できない人は、そもそも犬を飼ってはいけません。ストレス無くゆとりある生活をさせてあげるのが、生き物を飼う人の務めです。

飼い主がほとんどいない

  • 昼間、飼い主が会社や学校にいってしまい誰も家にいない
  • 夜しか相手する人がいない
  • 旅行がちで家を空ける

世話をする人、相手をする人がいない状態も犬にストレスを与えます。

またこういった状態は、犬にストレスを与えるだけでなく、不慮の事故や体調不良への対応もおくれがちになります。

犬を飼う上では、常に誰かの目が届いている状態が望ましいです。

同居動物との関係

犬は群れ社会のなかで上下関係が厳しい動物です。その習性が残り、人間も含めて同居動物との関係性を自然と築きます。

犬を複数飼う(多頭飼い)場合、問題となるのが上下関係。飼い主が最高位のボスとなり統制できてないと、犬同士の争いが絶えず、お互いがストレスになることがよくあります。

複数飼い(多頭飼い)する場合は、同時に飼い始めるのが望ましいです。

すでに犬がいるところに新たに飼い始めると、お互いが飼い主(ボス)に構ってもらいたくなり争いのもとになります。よほど上手く管理しないと途中からの複数飼いはうまくいきません。

飼い主から虐待を受ける

残念なことですが、犬に虐待を与える人が後を絶ちません。立場・体力的に弱い動物に対して暴力を振るう行為は絶対に許されません。人間として最低の行為です。

不当な暴力によるストレスは、極端に攻撃的な性格(凶暴化・噛み付く)を生むか、臆病で常にビクビクしている犬になってしまいます。また、極度のストレスは内臓疾患などの病気にもつながることがあります。

しつけと称する暴力は、ただの暴力です。

犬のストレスサインを見逃さない

ストレスは飼い主が認識できることもあれば、普通の行動が知らず知らずのうちに犬のストレスになっている場合もあります。

普段の犬の行動を見回してみて、おかしいところがないかチェックするようにしましょう。犬日記などをつけると、細かい違いにも気がつくことができるので効果的です。

犬のストレスサインについて、具体的な体験談を以下のページにまとめてあります。ご参考にしてみてください。

参考それって犬のストレスサインかも!ワンちゃんの心を読み取ろう

犬のストレス解消法

人間と同じように、犬もストレスを溜めにくい生活が必要です。とはいえ、人間と同じように、生きていく上でストレスをゼロ(ストレスフリー)にすることは無理な話です。

「ストレスを溜めにくい生活、ストレスを溜めにくいしつけ、ストレスを解消してやること」を意識して飼うようにしましょう。

しつけはメリハリをもって

犬が小さいうちは、トイレを覚えさせたり、イタズラをやめさせるために、多少キツく叱りつけることも必要です。犬をわがままいっぱい育てることは、ゆくゆくは犬も人間も生活しにくくなりストレスになります。

ただし暴力を使ってはいけません。犬は声のトーンや口調を敏感に察知する動物です。

  • 粗相(そそう)をしたらすぐにトイレの場所に連れて行く
  • イタズラをしたら、少しキツめのトーンで叱る

小さいうちから徹底すれば、この程度の行動でも犬は理解して覚えていきます。

甘やかしは犬のストレスにつながる

過度な甘やかしは、そのときはいいですがゆくゆくは犬のストレスになります。

例えば、24時間常に飼い主と一緒にいるような犬は、病気になって病院へ預けることが極度のストレスになって、他の病気や体調不良を併発することがあります。

  • 夜寝るときはゲージ(サークル)に入れるようにしつける
  • たまにペットホテルなどに預ける

など、子犬のうちから「ひとりになる状況」をわざと作るようにしましょう。

外を散歩する

犬の一番のストレス解消法は散歩です。

稀に散歩嫌いな犬もいますが、ほとんどの犬が外で遊ぶことで発散します。

リードで道路を歩くだけではなく、たまには広いドッグパークや公園などで散歩させてあげることもストレス解消になります。

犬が他の犬を怖がったりするタイプなら、他の犬がいない場所で遊ばせてやるようにしましょう。

犬のストレスのまとめ

犬のストレス管理は細かく見ると難しいですが、飼い主が適切な愛情をもって接してやればストレスにはなりません。

基本的に自分がやられて嫌なことは犬にもしないこと。

  • 暴力を振られる
  • 誰にも相手にされない
  • 狭い部屋に押し込められる
  • 同居人とうまくいかない

これらは私たち人間でもストレスになりますよね?

犬は口が聞けません。飼い主が率先してこういった状況を作らないようにすることが、犬を飼う人間の務めです。逆を言えば、この程度のことが出来ないようでは犬を飼う資格はありません。

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