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犬の生活環境アレルギー絨毯や毛布にも注意が必要


人間にアレルギーがあるように、犬にもアレルギーがあります。

ひと言でアレルギーといっても、生活環境の中でのアレルギーや食事(食材)のアレルギーがあるのでその見極めは難しいです。

食事(食材)のアレルギーについては以下のページでまとめてあります。ドッグフードのアレルギーについて知りたい方は以下のページをご参照ください。
参考皮膚炎や涙やけドッグフードのアレルギーを見極める方法と対策

今回は、生活環境の中で起こる「生活習慣アレルギー」についてご紹介したいと思います。

生活習慣(生活環境)アレルギー

生活習慣(生活環境)アレルギーとは、普段の生活の中で起こるアレルギーです。人間でいえば「花粉症アレルギー」や「ハウスダストアレルギー」などが有名ですよね。

アレルギーの原因

生活環境のアレルギーは様々な原因が考えられます。

絨毯、毛布、ソファ、クッション、マット、カーペット、首輪、服、プラスチックの容器、陶器、床(無垢材、フローリング)、室内の観葉植物

基本的に、犬の体に直接触れやすいものがアレルギーの原因となることが多いです。

しかも厄介なことに、アレルギーは積み重ねでアレルギー反応が出ることがあります。一つの物だけが原因ではなく、複数の物が総合してアレルギー反応が出ることがあり、見極めをより難しくしています。

アレルギーの症状

アレルギーは、皮膚・消化器・呼吸器に炎症を起こして、以下のような症状が出ます。

  • 皮膚炎(目の周りが赤くなる、耳が黒くなるなど)
  • 涙やけ
  • 呼吸障害(ゼエゼエする呼吸)
  • 消化不良・下痢

この中でも、症状として一番出やすいのが「アレルギー性皮膚炎」です。頻繁に痒がる・肌に赤い湿疹がでる・目や耳の周りが赤くなる・耳が黒くなるなどの症状です。

アレルギーの見極め方

生活環境のアレルギーの見極め方は、難しい問題です。人間と同じように血液検査もありますが、コストがかかるうえに人間ほど精度がよくありません。

生活環境のアレルギーに対処するためには、アレルギーとして怪しいものを一つずつ排除して原因を特定するしかありません。時間と根気のいる作業ですが、犬が自分で判断できない以上飼い主が頑張るしかありません。

注意して欲しいのは、いきなり複数のものを排除しないことです。例えば、絨毯、毛布(タオルケット)を一気に排除してアレルギーが治っても、排除したどれが原因なのかわからなくなってしまいます。食事のアレルギー対策でもいいましたが、原因の見極めはひとつひとつが基本です。

体に触れるものを排除する

体のお腹や脚、あごの下などが皮膚炎になっている場合は、床・ソファ・毛布(タオルケット)・絨毯との接触を疑います。散歩をよくする犬なら草むらなども注意が必要です。

ソファ・毛布(タオルケット)・絨毯などは一つずつ無くして様子を見ます。様子を見る期間は大体2ヶ月~3ヶ月くらいです。その期間でアレルギー症状が治まれば排除した物が原因だし、アレルギー症状が続けば他のものが原因となります。

サークルで行動範囲を狭くする

物の排除が難しいのであれば、サークルなどを使って犬の行動範囲を制限するのもひとつの方法です。行動範囲を制限してもアレルギー症状が出るなら、空気中の浮遊物(花粉・ホコリ・ハウスダスト)が原因という可能性に絞られます。

ただし、狭いサークルは犬のストレスにもなります。生まれたときからサークルに慣れていない犬をいきなりサークルに入れると、それがストレスになり体調を崩しかねません。やはり一番いいのは、原因と思われる物を一つずつ減らしていく方法です。

アレルギーの対処法

アレルギー症状を薬で抑える方法もありますが、効果がでない場合もあります。アレルギーの原因が特定できるのであれば、基本的にはアレルギーの原因となる物を使わない・排除するが一番の対処法になります。

物を交換する

敷物・絨毯・毛布(タオルケット)などが原因なら、肌さわりのいい素材に変えます。たとえば化学繊維を使っていたら木綿生地などにしてみるといいでしょう。逆に木綿でアレルギー症状が出ているなら化学繊維に変えるなどです。

床が原因と思うなら、こまめに拭き掃除をする。大きめの絨毯やブロックタイプの敷物を敷いて床に接地する機会を少なくしてやるなどの工夫をしましょう。

こまめに掃除をする

ダニやこまかいゴミ・チリがアレルギーの原因となることがあります。その場合はこまめに掃除をするなどで解消します。掃除の仕方も、無垢材やフローリングなどの床は拭き掃除をする、絨毯やソファーなどは掃除機をかけるなどです。

見落としがちなのが「人間のベッド(布団)」

夜、犬と一緒に寝たり、人間のベッドの上をくつろぐ場所としている犬の場合、ベッド(布団)の毛布、シーツの素材が原因のこともあるし、ベッドのダニ・ゴミが原因のこともあります。ベッドの上も忘れずに掃除機をかけるようにしましょう。

空気清浄機を使う

物を排除したり、サークルで行動範囲を制限してもアレルギー症状が治まらない場合は、花粉・ゴミ・ホコリ・ハウスダストなど空気中の浮遊物が原因かもしれません。

空気中の浮遊物が原因の場合、人間と同じく空気清浄機を使うと効果的です。また、浮遊物が床に落ちる朝一番にモップをかけるなどの細かい気遣いも有効です。

空気清浄機自体はお金がかかりますが、買った後のランニングコストはほとんどかかりません。犬の健康のためには迷わず導入しましょう。

生活環境アレルギーのまとめ

生活環境のアレルギーの原因・見極め方・対処法をまとめてきました。

ここまでやってもアレルギー症状が改善しない場合もあります。特に遺伝的なアレルギーの場合は飼い主の努力ではどうにもなりません。

いずれにせよ、簡単にアレルギー症状が治まらない場合は、動物病院(獣医)と相談しながら、ひとつひとつ根気よくアレルギー対策をしてみてください。

また、生活環境を変えても改善が見られないときは、食事(ドッグフード)のアレルギーも疑ってみてください。

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