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犬種別ドッグフードの違いと効果は?


ペットショップで「犬種別のドッグフード」を見かけたことはありませんか?もしくは、すでに愛犬の犬種に合わせて買っていたりしますか?

ドッグフードを選ぶときに、「愛犬の犬種用だから体にも良いだろう」となんとなく買ってる人もいるかもしれませんが、できればなんとなく選ばずに中身をしっかり把握したうえで買って欲しいです。

今回は、犬種別のドッグフードの違いと効果について詳しくご紹介したいと思います。ドッグフード選びのご参考にしてみてください。

犬種別ドッグフードの効果

まず、ざっくりとした結論から言ってしまうと、犬種別(飼い犬の犬種用)のドッグフードを与えても、全犬種用と比べて、健康効果にはほとんど違いはありません。

犬種別を意識するよりも、配合されている(使っている)原材料の違いのほうが、犬の健康状態への影響は大きいです。極論を言ってしまうと、「値段の高いドッグフードの方が犬の健康に良い可能性が高くなる」ということです。

もちろん、犬種別のドッグフードは全く意味のないものではありません。また、ドッグフードの値段が高ければ必ず病気もしないで健康でいられるというものでもありません。

全ては可能性なのですが、「値段が高いドッグフードの方が原材料にこだわりがあり、栄養バランスにも優れている」ということは覚えておきましょう。

犬種別ドッグフードの違い

上記のことを踏まえたうえで、犬種別ドッグフードの違いを見ていきましょう。具体的には以下のような違いがあります。

  • 栄養バランスの違い
  • 味(美味しさ)の違い
  • 形状とサイズの違い
  • カロリーの違い
  • 付加価値(オプションの栄養素)の違い

栄養バランスの違い

一番の違いは栄養バランスの違いです。

例えば、プードル専用のドッグフードがあるのですが、他のドッグフードに比べてタンパク質成分が1%~5%ほど多めに配合されています。これは、プードルが他の(同じくらいのサイズの)犬種に比べて、タンパク質が不足しがちだからです。プードルは毛量が多くて剛毛なため、毛を作るのにタンパク質を使うからと言われています。

ただし、健康に影響する栄養バランス的には誤差の範囲の違いです。基本的な六大栄養素のバランスが保たれている中での違いになるので、実はほとんど犬の体に違いとして現れません。

参考犬の健康に必要な六大栄養素を知りたい方はコチラ

味(美味しさ)の違い

味(美味しさ)にも違いがあります。正確には「美味しいと感じる匂いの違い」です。

犬は味覚よりも嗅覚が優れていて、食べ物の美味しさも嗅覚で感じます。そのため、犬種別のドッグフードは、美味しい匂いの要因となる「脂質」の質と割合が異なります。

例えば、チワワは食の細い犬種と言われています(もちろん個体差はあります)そのため、チワワ用のドッグフードには、少し匂いの強い脂質をプラスするなどの工夫がされています。

参考【犬の味覚】犬はどこで味(美味しさ)を感じているのか?

形状とサイズの違い

ドッグフードの形とサイズの違いがあります。大きくは「大型犬」「中型犬」「小型犬」で形やサイズに違いがありますが、小型犬の中でも犬種別で形やサイズに違いがあります。

例えば、パグは顔が短くて咀嚼が上手くできない犬種です。そのため、パグにとって噛みやすくて喉に詰まりにくい形状に加工されているドッグフードがあります。

カロリーの違い

同じくらいの大きさの犬でも、犬種別によって必要とするカロリーが違います。

例えば、ゴールデンレトリバーは大型犬の中でもカロリー消費が少ないので、レトリバー用のドッグフードはカロリーが少なめになっています。逆に小型犬でもプードルはカロリー消費が多いので、他の犬種のドッグフードに比べてカロリーが多めになっています。

付加価値(オプションの栄養素)の違い

付加価値とは、基本的な健康以外の部分の効果です。

例えば以下のようなものです。

  • グルコサミン、コンドロイチン配合:骨や関節の弱い犬種
  • ブルーベリー配合:目の弱い犬種
  • コエンザイムQ10:毛質・毛なみを良くする

人間がサプリメントで摂取するような成分を配合することで、弱い部分の健康だったり、ワンちゃんの毛質や毛なみを良くする効果を狙っています。

犬種別のドッグフードは必要なのか?

最初にいったとおり、当サイトでは、犬種別のドッグフードはあえて選ぶ必要はないと考えています。

飼っているワンちゃんの犬種用のドッグフードを選んだからといって、アレルギーが出ないわけではありません。必ず健康で長生きするわけでもありません。上記でもご紹介したとおり、犬種別のドッグフードは、必要とされる栄養バランスの範囲内で微妙に成分やカロリーが調整されているだけです。

もちろん、原材料や成分分析値などを見て納得したものが犬種用のドッグフードであるならそれでかまいません。

ただ、食いつきなど問題がなければ、全犬種用でも値段が高いドッグフードの方が原材料や栄養バランスが優れているし、グレインフリーやヒューマングレードのドッグフードの方が体にも負担がなく健康に良いというのは間違いありません。

ぜひ、そういったドッグフードの基礎知識も踏まえた上で、飼っているワンちゃんのドッグフードを選んであげてください。

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