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犬が呼吸をしてない!犬の心肺蘇生(CPR)の方法


アメリカではドッグビーチが多く、わんちゃんのリードをつけずに砂浜を走り回ったり、波打ち際で水遊びをできる場所がたくさんあります。モモは最初、ドッグビーチに連れて行っても、波を怖がってなかなか入らなかったのですが、何回か連れて行くうちにすっかり水遊びが大好きになりました。

犬は本能的に泳ぐことができるので、教えてもいないのに、上手に泳いでいる姿をみると感動します。しかし、いくら泳ぎが上手な犬でも、注意していないと溺れてしまうこともあります。

先日、知り合いからドッグビーチで溺れてしまって犬がいて、CPRを施していた姿をみたという話を聞きました。私も他人事ではないなと感じ、飼い主として、緊急時にモモだけではなく、周りのわんちゃんを救うためにもどのように対処したらいいのかを調べてみました。

CPRとは

CPRとはCardio Pulmonary Resuscitationの頭文字をとったもので、心配蘇生術です。よく、医療系のドラマなどで、気道を確保して、人工呼吸また心臓マッサージをする医師の姿をみたことがあると思います。

人間と同様に緊急時に犬の呼吸や心拍がとまってしまった場合、犬に対して心配蘇生術を施すことによって愛犬の命を救うことができるかもしれません。

CPRを必要とする場合

まず覚えておいていただきたいのは、CPRを必要とするのは、

  • 犬が呼吸をしていない
  • また意識もない

という場合のみです。

例えば、食べ物をのどに詰まらせてしまい呼吸ができていない場合でも、意識があればCPRはできません。また、溺れて意識がなくなっていたとしても、呼吸をしていたらCPRはできません。別の措置をとる必要があるので、注意してください。

CPRの方法

アメリカ赤十字社がウェブサイトに犬(猫も同様にできます)のためのCPRの方法を掲載しています。それを参考にわかりやすくステップ順にしてみました。

脈と呼吸の確認

まず脈と呼吸を確認します。

脈をとる

私たちが自分の脈をはかるように、中指と人差し指を犬の手首の下、太ももの内側または胸の下あたり(肘関節の近く)に当て、確認します。胸を触り心臓の鼓動を確認するのが一番簡単にできるようです。

呼吸の確認

呼吸を確認するには、犬の鼻と口に耳を近づけて呼吸音を聞いたり、胸のあたりが上下に動いて、呼吸をしているか見ます。
このような緊急時には、飼い主はパニック状態に陥ってしまうことが予想されるので、音を聞くよりも目で見て確認する方が分かりやすいかもしれません。

その他の確認方法

他にも歯茎や唇がグレーに変色してきていたり、瞳孔が開いていて、光に反応しないなどの兆候もあるので、合わせて確認することが必要です。

人工呼吸

呼吸が確認できない場合はCPRをはじめます。まずは人口呼吸です。

首が窮屈にならないように、優しくのばして犬を寝かせます。
小型犬の場合は、犬の鼻と口を一緒にくわえて、空気を吹き込みます。
中・大型犬の場合は口をしっかりおさえて、空気が漏れない様にし、鼻をくわえて息を吹き込みます。
3秒毎に息を吹き込み、鼻や口から空気が漏れていないかをしっかりと確認します。

人工呼吸の注意点

人工呼吸を施す時に注意する点は、空気が漏れずに、ちゃんと肺に送り込まれているかです。肺に空気を送り込むことに意味があるので、小型犬の場合はしっかりと鼻と口をくわえ、中・大型犬の場合は口をしっかりと押さえて空気を送りこんでください。

それでも空気が送り込まれていないと思った場合は、口をあけてのどに何か詰まっていないか、詰まっている場合は気道をしっかりと確保するために、取り除く必要があります。

心臓マッサージ

空気を送りこんだら、次は心臓マッサージです。

寝かせている犬の背中側にまわり、両方の手を犬の心臓あたりに重ねて行います。肘を伸ばして、自分の体重をかけて、3回、強く、早く押します。アメリカ赤十字社のページでは3回と書いてありましたが、PetMDでは5回とのことだったので、3回から5回を目安として行ってください。
1分間に約100回のテンポが早さの基準です。

ステップ4 繰り返す

心臓の鼓動や呼吸、または意識が戻るまで、人工呼吸と心臓マッサージを繰りかえします。

PetMDによると、CPRを1人で行う場合は、1回の呼吸ごとに、5回の心臓マッサージ、また数人で行う場合は1回の呼吸ごとに2~3回の心臓マッサージをすると良いそうです。

CPRのまとめ

私は以前、CPRのクラスをとって訓練したことがあるのですが、その訓練士の話しによれば、プロでない限り、緊急時、その状況下におかれると(特に親しい人や愛犬など)パニックに陥り、対応できないことがほとんどだそうです。

そのため、CPRを始めるまえに、まずは周りの人に助けをもとめたり、通報して、助けを呼ぶということも愛犬の命を救う最も重要なことだと思います。

参考サイト
America Red Cross:http://www.redcross.org/

Little Things:https://www.littlethings.com/

執筆:かなぴー

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