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【犬の白内障対策】飼い主の注意で白内障は防ぐことができる

「うちの子はまだまだ元気いっぱいだから大丈夫」そんな風に思っていても、犬は7歳からシニアの仲間入りです。

犬の白内障は、だいたい6歳くらいから症状が出始めます。症状の進行をなるべく遅らせるように、日頃から愛犬の目を大切にしてあげたいですね。

そこで今回は、白内障を予防するために何をすればいいのか。白内障の予防方法や、白内障になってしまったときの対策などについてご紹介します。

白内障の治療について

犬が白内障を完全に治すためには手術しかありません。

もちろん白内障の程度にもよるし、片目が大丈夫なら危険を冒して手術をすることは避けるという選択肢もあります。

白内障の治療費

愛犬が白内障になったら、治療費がかかります。
症状の程度にもよりますが、以下の金額が一般的のようです。

  • 初診料:1万円~2万円
  • 手術料:20万円~30万円
  • 定期治療費:月々3000円~5000円

手術費用は20万~30万円という金額が相場のようです。かなりの高額ですね。

また、お金の問題だけではなく、手術による麻酔や体の負担を心配される方もいらっしゃるでしょう。

白内障の基礎知識

白内障はプードルに多い

白内障はいろいろな犬種に多い病気ですが、なかでもプードルが白内障になりやすいと言われています。そのため、プードル専用のドッグフードには目に良いとされるブルーベリー果汁入りなども見られます。

初期は点眼薬で進行を遅らせる

白内障には加齢が原因の他に、傷や遺伝によるものなどがあります。

いずれにせよ、初期の白内障なら点眼薬で症状の進行を遅らせることができるので、日頃から犬の目の状態についてじっくり見ておきましょう。白内障は初期症状から白っぽく濁り始めるので、わかりやすい病気です。

白内障はタンパク質が濁る

白内障の原因は、水晶体のタンパク質が紫外線による影響などで酸化し、濁ることにあります。「眼科先進医療研究会」のホームページでは、これを生卵に喩えています。熱を浴びたり、空気を入れて攪拌したりすると確かに白く濁りますよね。
参考眼科先進医療研究会 白内障と白内障手術

犬の白内障予防・対策

犬の白内障の原因のひとつが「紫外線」です。

そのため、よく散歩に行くワンちゃんは白内障にならないように注意が必要です。

散歩に行く時間帯で予防する

紫外線は白内障の大敵です。そのため、白内障予防には散歩の時間帯が鍵になります。

朝のうちなら大丈夫かと言うと、そうとも限りません。ヘルスケアメーカーの「ジョンソン・エンド・ジョンソン」と金沢医大の共同研究に、興味深い結果があります。
参考ジョンソン・エンド・ジョンソンの新聞記事

実験によると、目に入る紫外線の強さが最もピークになったのは午前8時~10時。次に強いのが午後2時~3時です。

つまり、太陽がちょうど頭上にあるときよりも、40度くらいに傾いたときの方が一番目に紫外線が入りやすいということになります。

日陰でも紫外線を浴びる

紫外線は太陽の光ではありません。そのため、日陰に入って目に見える太陽の光を防いでも、実は紫外線が散乱しているということはあります。

地面と近い所を歩くワンちゃんには、照り返しも心配です。また曇りだから紫外線の量が少ないかと言うと、雲の厚さや量などによって、これもかなりの差があるんですね。

散歩中の紫外線対策

紫外線対策として散歩中にできることは

  • 紫外線の弱い夕方(4時以降)に散歩する
  • 危なくなければ夜の散歩もよい
  • なるべく日陰を散歩するようにする

といったことです。

犬用の紫外線カットゴーグル

ネットで販売されている「DOGGLES」というブランドに犬用のゴーグルがあります。

アメリカ発の商品で、お手軽価格が人気です。

ヒョウ柄などあるので「おしゃれ目的かな?」と思いきや、購入者のレビューを見ますと、飼い主さんたちは日差しによる目の影響を、だいぶ気にしておられる様子です。XS~XLまで、チワワなどの超小型犬用から40kgの大型犬までサイズが揃っています。

タバコの受動喫煙でも白内障になる

タバコを吸う人はビタミンC不足になり、白内障になりやすいとのこと。もちろんタバコの煙を間接的に吸ったときも(受動喫煙)目に影響を及ぼします。煙が目に染みるなどの外的ストレスも心配です。

愛煙家の方には少々肩身の狭い話ですが、ワンちゃんは自分で住む環境を選ぶことができません。タバコのない部屋に行くこともできません。飼い主さんが気をつけて、ぜひともワンちゃんの輝く瞳を守ってあげたいですね。

食事で白内障を予防する

アントシアニン、ビタミンC、ルテイン

一般的に目の酸化予防・目の健康に効果的な成分は「アントシアニン、ビタミンC、ルテイン」と言われています。これは人でも犬でも同じです。

アントシアニンはブルーベリーに含まれることでお馴染みですね。また紫イモや黒豆にも含まれます。またカシスのアントシアニンはブルーベリーの3~4倍あるそうです。
※カシスについて知りたい方は「meiji」のホームページのカシスのヒミツという記事に詳しく書いてあります。
参考カシスのヒミツ – meiji

ルテインは緑葉野菜、ブロッコリー、キャベツの仲間、ほうれん草などに多く含まれる成分。またこれらの野菜や果実には、抗酸化作用のあるビタミンCやβ-カロテンが含まれるものもあるので、一石二鳥です。

最近では、豆類を豊富に含むドッグフードやブルーベリーが原材料の犬用のサプリも販売されています。白内障予防のために、食事から変えてみるのもいいかもしれませんね。

犬の白内障対策のまとめ

犬の白内障は厄介な病気です。気をつけていてもなってしまう場合がありますが、予防するだけで発症を遅らせたり、進行を遅らせることは可能です。

  • 紫外線の強い散歩は避ける(理想は夕方~夜)
  • タバコの受動喫煙も白内障を進行させる
  • 目薬などで進行を遅らせることができる
  • 食事(ドッグフード)を改善しても効果あり

犬の目の病気や症状については以下のページでも詳しくまとめてあります。ぜひご参考にしてみてください。
参考【犬の目の病気と症状】犬がかかりやすい目の病気・ケガ

執筆:犬のお守人

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