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犬も歯みがきが必要!食後の歯みがきは人間よりも大事です

人間が食後や寝る前に歯みがきするように、犬も歯みがきが必要です。

「野生化では歯みがきなんてしてないじゃん」と思う人もいるかもしれませんが、野生化ではそのせいで歯周病になり歯が抜けて死にます。野生の肉食獣は「歯が抜ける=死」であり、死因の多くは歯が抜けたことによる病気の疾患、栄養失調です。

現代では、飼い主である人間が食べやすいドッグフードを与えるので、歯が抜けることがすぐに死につながるわけではありません。ですが、歯周病などから重篤な病気につながることもあり、防げることができるなら防ぐべきことです。

そして、歯の病気を防ぐ一番の方法が歯みがきなんです。

歯みがきが必要な理由

歯垢が溜まりやすい

犬は人間の5倍の速さで歯垢が溜まるといわれています。食べて放っておくと一週間のうちに歯垢が歯石に変わり歯みがきでは二度と取れなくなります。

歯垢も歯石もそれ自体は食べかす・細菌の塊です。そのままにしておくと、歯の隙間や歯茎の奥を汚染して、歯周病になったり、細菌が体を巡ってさまざまな臓器の疾患につながってしまいます。そうなるともう治療も間に合わない手遅れです。

歯垢や歯石は取れない

歯垢や歯石は歯みがきではとれないので、とるためには動物病院(獣医)で歯垢や歯石をとる治療が必要です。

人間とは違い犬はじっとしていません。特に口にモノを入れられるが苦手なので、歯垢や歯石の除去は全身麻酔をして行います。その状態で治療しても、歯茎の奥に付着してしまった歯垢や歯石は落とすことができません。

歯みがき用のおもちゃは意味がない

よく、歯みがきも兼ねる噛むおもちゃ(デンタルトイ)が販売されていますが、そういった歯みがきもできるおもちゃはほとんど効果がありません。

犬がまんべんなく全部の歯を使ってくれるのならいいのですが、だいたいは一部の歯だけで噛みます。また毎日集中して噛む犬もあまりいません。

上記のような理由から、飼い主が歯みがきを使って犬の歯みがきをする必要があるんです。

犬の歯みがきの方法

人間とは違い、犬の歯みがきは1日1回やれば十分です。それでも大変という場合でも3日1回は必ず歯みがきをしてください。歯垢も歯石も3日で溜まります。

犬は口の中にモノを入れられるが苦手です。そのため子犬のころから徐々に歯みがきの習慣をつけていきます。段階を踏んで犬が歯みがきを嫌がらないようにしつけていきましょう。

  • 口に触れる
  • 口の中に指を入れる
  • ガーゼなどを指に巻いて磨く
  • 犬用(もしくは赤ちゃん用)の歯ブラシで磨く

口に触れる

まずは口に触れることから始めます。これでも最初のうちは嫌がると思います。

いきなり口をつかむのではなく、いい子いい子しながら顔に触れたりナデナデしてやりながら徐々に口を触っていきます。慣れれば嫌がることもありません。

口の中に指を入れる

口に触れることに慣れたら、口の中に指を入れてみます。

いきなり「ガバッ」と入れるのではなく、そっと口の皮膚まくりながら入れます。子犬のうちは噛むかもしれませんが、思いっきりかんだら少しキツく叱りましょう。甘噛程度なら許してあげましょう。

触りやすい口の中から慣らして、次第に歯の外側→歯茎→歯の裏側と触ってみてください。1日のうちにやるのではなく、何日も時間をかけて慣れるまで行います。

大事なことは、急いで無理にやることで犬に「嫌いなこと」と認識されないことです。ある程度軽くアグアグ噛むくらいは大丈夫です。

ガーゼを指に巻いて歯を磨く

口の中に指を入れることに慣れたら、次はガーゼを指に巻いて口に入れたり何となく磨く動作をしてみましょう。最初嫌がるようなら犬用の歯みがきペースト(味があるやつ)をつけるのも良い方法です。

口に指を入れることに慣れていればそれほど嫌がることはないと思いますが、それでも犬の反応をよく見て、あまりにも嫌がるようなら、最初は時間を短くして徐々に慣らせていきましょう。

犬用(赤ちゃん用)の歯ブラシで磨く

ガーゼに慣れたら次は歯ブラシを使います。歯ブラシはペットショップで犬用の歯ブラシが売っているし、子犬なら赤ちゃん用の歯ブラシでも構いません。

意外と奥歯よりも前歯を嫌がるので、まずは口の周りを持ち上げて犬歯や奥歯などの外側(表面)からです。ここではイヤイヤしても多少強引にしても構いません。ガーゼの段階で慣れていればすぐに大人しくなるはずです。

次に前歯をやりますが、1回で奥歯も前歯もやるとさすがに抵抗が強くなるかもしれません。その場合は、今日は奥歯、明日は前歯と分けて歯みがきしても良いでしょう。

歯ブラシ自体にも慣れてきたら、歯ブラシを45度に傾けて、歯の奥や歯周ポケット狙うようにしっかり磨いてあげてください。

徐々にステップを踏んでいけば、ほとんどの犬は歯みがきに慣れてくれます。もちろん慣れるまでは犬も飼い主も根気が必要ですが、犬が健康で病気をしないためにも歯みがきは重要なことです。

人間と一緒で犬にとっても歯は一生ものです。あくまでもワンちゃんとのスキンシップの一環として、頑張って歯みがきしてあげてください。

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