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アメリカで流行っているドッグフード

人間の食事ではオーガニックやナチュラルフードが流行していますが、ここ最近ではドッグフードについてもオーガニック・ナチュラルフードの流行が見られます。

2007年に起こったペットフードの大量リコールがペットフード産業を大きく変えた要因のひとつとされています。当時、中国の会社が製造していたドッグフードに含まれていたタンパク質原料が汚染されていたため、世界中でおよそ4万匹の犬や猫が死亡しました。

特にアメリカでは大きな影響を受けたため、この事件をきっかけにペットフードの原材料や製造方法を大きく見直し、オーガニックやナチュラルフードにこだわってつくるドッグフードが増加していきました。

アメリカのドッグフードの流行

私たち人間の食生活と同様に「健康に良いもの・体に害が少ないもの」がドッグフード選びのポイントになっています。

オーガニック

現在、販売されているほとんどのドッグフードには「オーガニック」という言葉をみかけますが、その原材料をしっかりと見極める必要があります。

オーガニックドッグフードには、USDA(U.S. Department of Agriculture)が定めている表記基準があります。(ドッグフードに限らず全ての商品に共通しています)

  • 原料が100%オーガニック
  • または水・塩を含めない全体の重量の95%以上がオーガニック

上記の場合は商品にUSDAのオーガニックマークを表示することができます。

原料の70%がオーガニックの物に関しては「Made with Organic」と記載され、オーガニックマークがついているドッグフードとは区別されています。

ドッグフードの生産にも工数がかかり価格も高くなりますが、厳しい基準をクリアしているオーガニックドッグフードは、安心・安全の信頼性も高くなります。

LIDフード

LIDフードとはLimited Ingredient Diets、原材料限定食です。

ドッグフードの主な栄養素となるタンパク源の原材料を限定してつくられているドッグフードです。もともとは食品アレルギーの症状がある犬の為につくられはじめたもので、チキン、ターキー、ビーフ、魚などタンパク源を限定してドッグフードを選ぶことができます。

その他にも動物性タンパク質を使わずに、植物性タンパク質のみを使っているベジタリアンのLIDフードもあります。

LIDフードの一部をご紹介します。

スーパーフード

ご存知の方も多いと思いますが、スーパーフードとは栄養分を豊富に含む、低カロリーの食材のことをさします。

スーパーフードとよばれる食材にはかぼちゃ、ケール、さつまいも、ケルプ、りんご、にんじんなどの野菜や果物からチアシードやキノアなど種や穀物まで幅広くあります。

ドッグフードにもスーパーフードを使用することにより、病気にかかるリスクを下げたり、抗酸化作用に効果があるようです。

フリーズドライ

2007年の大量リコールからも分かるように、ドッグフードも鮮度や食品の安全性が大切です。

フリーズドライとは非常食なのでよく見られる製法で、真空状態で食品を一度凍結させて水分を乾燥させることにより、栄養価をそれほど損なわずに長期間保存できます。

味や香りもそのままの状態で保存することができるので、わんちゃんにとっても美味しく食べることができます。

ドッグフードだけではなくトリート(お菓子)にもフリーズドライが使われている物をよく目にします。

アメリカで人気のあるドッグフードブランド

2016年に売り上げが多かった人気のあるドッグフードをご紹介します。
参考http://www.reviews.com/dog-food/

チャンピョンペットフーズ社

チャンピョンペットフーズ社はカナダに拠点をおくペットフード会社で、製造している全種類のドッグフードにおいてペットフード・オブ・ザ・イヤーを受賞している信頼度がとても高いブランドです。

私もOrijenを長く購入しており、モモの食いつきもとても良く、毛並みもとても綺麗に保たれていると感じます。

Orijen

Orijenでは原材料の品質や鮮度を売りにしています。

独自の農場・漁場を所有しており、オーガニック飼料で育てたタンパク源(チキン・ビーフ・ターキー・ポーク・魚)や無農薬の野菜のみを使用しているドッグフードです。タンパク源8割、野菜・果物2割で配合してつくられているため、炭水化物は入っていない珍しいドッグフードです。

収穫から製造まで全ての過程を自社でやっているため、新鮮な状態でドッグフードをつくることができるようです。

ACANA

こちらも同じチャンピョンペットフーズ社が製造している人気の高いドッグフードです。

Orijen製品と同様に独自の農場で育てているオーガニック食材のみを使用してつくられてます。こちらはトウモロコシや米などの炭水化物も含まれています。

犬によっては炭水化物が消化不良を起こしてしまうケースもあるので、飼い犬にあったドッグフードを選ぶことができます。

フローム社

アメリカ・ウィスコンシン州で設立されたファミリービジネスの会社です。

フローム

この会社は農場は持っていないのですが、地元ウィスコンシン州で収穫された食材を自社の研究所(ラブ)で研究し、安全性と品質の詳細を公開しています。また製造作業は全てフローム社が行うため、衛生面や食品汚染にも気をつけてドッグフード作りを続けています。

5世代にわたる受け継がれている会社なので、代々伝わる家族レシピを使用して、ユニークなドッグフード作りをしています。

手作りドッグフード

アメリカではホームメードのような「手作りの犬用のトリート」を売っているお店はありますが、手作りのドッグフードはあまりみかけることはありません。

その代わりに、リトルプロセシングといって(リトル=少なくする プロセシング=加工)なるべく加工が少ないローフードやフリーズドライのドッグフードを購入する飼い主が増えています。

また自分で家庭でドッグフードを作れるレシピなどもオンラインでたくさんでてきますが、犬の栄養バランスを考えるのが難しく、栄養過多になる場合もあるので一般的にはドッグフードを購入することが多いようです。

参考文献
参考U.S. Department of Agrivulture:https://www.usda.gov/topics/organic

参考Review:http://www.reviews.com/dog-food/

参考Orijen:https://www.orijen.ca/

参考ACANA:https://acana.com/our-foods/?lang=usa

参考FROMM:https://frommfamily.com/about/our-history/

執筆:かなぴー(アメリカ在住)

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