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犬の誤飲事故の体験談と予防・対策

ワンちゃんの誤飲事故は多いです。

しっかりしつけているつもりでも、犬は美味しいニオイや小さいものにつられて「パクっ!」と勢いで丸飲みしてしまいます。

犬の誤飲は、そのままウンチと一緒に出てくればいいですが、お腹の中にとどまって思いもよらない症状になることもあります。そんな思いをさせないためにも、できれば事故を未然に防ぐ工夫をしたいですね。

事故は思いもよらないことで起こります。まずは犬の誤飲事故がどうやって起こるのかを調べながら、予防策を考えていきましょう。

犬の誤飲のケースと対処法

ワンちゃんが誤って食べてしまうのは、どんな物があるのでしょう。家の中にある物すべてがその対象になる可能性があります。なかでもつい飲み込んでしまう危険性の高い物を挙げてみました。

  • 人間用の薬
  • ティッシュ
  • トイレットペーパー
  • チョコレート菓子
  • イヤホンのゴム部分
  • スマホのストラップ
  • 焼き鳥の串
  • ストッキング
  • ぬいぐるみの綿
  • ホッチキスの芯
  • 新品の靴下などに挟んであるピン
  • ゴキブリの餌
  • 小麦粉粘土

人間用の薬(頭痛薬・胃薬など)やチョコレートは誤飲事故の定番です。症状も悪化することが多く注意が必要です。また、最近の特徴としては、スマホのストラップなどスマホグッズの誤飲も増えています。

誤飲で考えられる症状は?

中毒症状の他、喉や器官に詰まる、また胃や腸の閉塞の心配があります。また焼鳥の串など鋭い物だと、胃腸や内臓に刺さる危険もあります。

このレベルになると吐いて戻させることはできません。開腹手術が必要になり、ワンちゃんの体に大きな負担がかかります。また手術費用もバカになりません。

犬が食べてはいけない(誤飲してはいけない)ものと症状について以下のページで詳しくご紹介しています。ぜひ合わせて読んでみてください。

参考犬が食べてはいけない物の危険性と症状は?

誤飲したときの対処法

病院へ行くべきか、それともウンチと一緒に出るまで様子見をするべきか、飼い主の方はとても悩まれることと思います。そもそも犬が食べた現場を見てないことも多くて、はっきり確信が持てないのですね。

少しでも誤飲が怪しい場合は動物病院(獣医)に行って診察を受けましょう。

おそらくレントゲン撮影をさせると思いますが、獣医をためらって手遅れになってしまったら悔やんでも悔やみきれません。

誤食・誤飲した場合は一刻を争うケースがあります。症状が後から出る場合もあるので、誤飲したときはワンちゃんが元気でも必ず獣医につれていきましょう。

犬の誤飲の体験談

我が家の愛犬ナナちゃん(チワワ)も誤飲の経験があります。しかも誤飲したものを取り除くために切開手術を受けました。そのときの状況をご紹介します。

誤飲は油のついたキッチンペーパー

誤飲したのは、油のついたキッチンペーパーです。

料理をしているときに、油を吸い取るためにキッチンペーパーを使って吸い取っていたのですが、吸い取って丸めたペーパーが何かのはずみで床に落ちた時に犬が咥えました。

慌てて吐き出させようと「食べちゃダメ!」と叫んでしまった(※)のですが、その声に驚いてペーパーを飲み込んでしまいました。

病院での処置

かかりつけの獣医さんに電話をしたら、すぐに連れてきてほしいとのこと。キッチンペーパーほどの大きさのものは、チワワくらい小さい犬だと、家庭で吐き出させるのは無理とのことでした。

獣医に連れて行ってレントゲンを取ると、たしかに胃の中に広がったキッチンペーパーがハッキリ見えます。広がってしまったペーパーは病院でも吐き出させることもできず、放っておくと腸閉塞や胃の負担になってしまうとのこと。

結局、緊急手術で全身麻酔を受けて切開手術で取り出しました。

獣医の先生には「不注意とも言えず仕方ないことですよ」と言われましたが、愛犬には可哀想なことをして、本当に落ち込みました。

結局、手術後2日間入院、家に帰ってきてからも1週間近くサークル内で過ごさせることになって、愛犬も私も散々な目にあいました。

ちなみに、その時の手術費用・治療代は総額25万くらいだったと思います。こちらも痛い出費となりました。

誤飲事故を防ぐための対策

誤飲のもとを取り除く

誤飲事故を防ぐためには、誤飲のもとを徹底的に取り除く。まずはこれに尽きます。

目に見えるところ、テーブルや床などは注意すると思います。
今回は、ちょっと見逃してしまいそうなところについてご紹介します。

普段犬が入らない場所

普段犬が行かない部屋ほど、対策がされてない面があります。でもちょっとした隙に犬が入ってしまうことはよく起こることです。そのせいか普段入れない部屋に入った犬は、何だかそわそわとして嬉しそうです。さっそく何かいたずらできる物はないかと探しはじめることでしょう。

ゴミ箱の管理

ゴミ箱などは、真っ先に顔を突っ込みたがるでしょう。化粧品やクリーム類も、良い香りがするので嗅ぎつきやすいです。普段からふたをして引き出しにしまうなどしておいた方が安全です。

特に人間用の薬などは、自分の部屋だとつい安心して机に置きっぱなしにしたり、ゴミ箱にそのまま捨てたりしがちですが、これも事故につながります。錠剤は小さいですから、手からも落っことしやすいです。犬は人がうっかり落とした物を、かっさらうのも大好きなのです。

また、ゴミ箱はふたつきでも安心できません。ゴミ箱を倒すことくらい犬にとってはお手の物。特にふたが外れてしまうタイプは、対策が必要です。食べていけないゴミならば、何かで封をしてからゴミ箱へ捨てるなど、何らかの工夫が必要でしょう。

高いところも注意

高い所に物を避難させても、犬は立ち上がって手を伸ばし粘り強く頑張ります。手が少ししか届かなくても、床へたたき落とす技を身に着けていることも。ジャンプ力のある子なら、簡単に椅子からテーブルへ飛び移ることだってありますから油断は禁物です。

アコーディオンカーテンや柵も万能ではない

犬はアコーディオンカーテンや、開閉式の柵なら簡単に手で開けてしまいます。特に小型犬は柵の隙間からすり抜け、場合によっては途中で体が引っかかってしまうケースも見られます。絶対に入っていけない場所には、いざ侵入されても問題が無いように部屋を片付けておくのが良さそうです。

カバンの中

犬はカバンの中にすぐ顔を突っ込みたがります。スマホから外れかけたチェーンや、薬類、飴やチョコレートなどが底に転がっていませんか? 事故を未然に防ぐには、カバンの中も一度チェックして整理する必要がありそうです。

家具の隙間や下側

ホウ酸団子など、虫よけグッズをタンスの裏などへ置いていませんか?

狭いから犬が入れないと思っていても、掃除をするときワゴンを動かした拍子に、すっと隙間から入って、食べてしまうことがあるのです。

ものを咥えても慌てない

私のときの最大の失敗は、愛犬がものを咥えたときに慌てて大声で注意してしまったこと。

そのため犬の方もビックリして、普段なら飲み込まないような大きさのペーパーを慌てて飲み込んでしまいました。

犬がものを咥えていたら、慌てず・騒がず、ゆっくり近づいて口をつかんで取り出すこと。抵抗して噛まれるかもしれませんが、飲み込んで切開手術からの治療代25万円よりはマシです。

飲んではいけないものを咥えているとなかなか冷静にはなれないかもしれませんが、ぜひ慌てない・騒がないは徹底してください。

飼い主が慌てたり大声をあげなければ犬もすぐには飲み込みません。他の食べてもいい食べ物などで興味を釣ると口から離すことがあるので試してみてください。

犬の誤飲のまとめ

今回は、私の愛犬の誤飲経験をとおして誤飲の予防策と対策をご紹介しました。

  • 誤飲防止は誤飲の元を犬の前から無くす
  • 誤飲かどうかわからない場合でもすぐに獣医へ行く

犬が誤飲した場合、様子を見ている間に手遅れの症状に進行してしまう場合もあります。ぜひ早め早めの対応をしてください。

また、誤飲じゃなくても、日常生活には「犬にあげてはいけない食べ物」も存在します。ぜひ食べてはいけない食材について、以下のページなどでもう一度確認しておいてください。

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